俺にはまだ2歳の子どもがいる。
時折、子どもを連れて散歩に出かけるのだが、車やバイクがすれ違いそうになるときには「危ない」と言って、子どもを道の脇で停止させる。
そして、通り過ぎるのを待つ。
このような行動を繰り返してきたが、今では車やバイクの音を察知すると、子どもが
「パパ、危ない」
と言って、俺の手を引いて道の脇で停止するようになった。
車はまだすごい遠くを走ってるんですけど…
っていうようなツッコミはなしだ。
自分が護られていると感じるから、今度はほかの人も護りたくなるのではないか。
そんなことをふと考えた。