少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

2013-01-01から1年間の記事一覧

昔話

学生のころお世話になっていた道院に、Aさんという指導者がいた。 俺は別の道院の所属だったけど、好んでAさんの道院にも通っていた。 ある日、俺が高校生に受身を教えていた時、その高校生は 「痛いからやだ」とか「できないからやらない」 だの抜かすもん…

開祖

護ること、護られること

俺にはまだ2歳の子どもがいる。 時折、子どもを連れて散歩に出かけるのだが、車やバイクがすれ違いそうになるときには「危ない」と言って、子どもを道の脇で停止させる。 そして、通り過ぎるのを待つ。 このような行動を繰り返してきたが、今では車やバイク…

新しい仕事を軌道にのせるため、ここ数カ月は少林寺拳法から完全に離れている。 決して順調とは言い難く、不安がないわけではない。しかし、新しく多くの人たちと出会う機会に恵まれ、希望をもって日々を過ごしている。 当身の五要素、八方目、先の先、対の…

見抜く目

脱サラして個人事業主となり、税務署に開業届を出して3週間がたった。 売上はないが、少しずつ人脈は広がりつつある。 サラリーマンと違い、色んな会合に誘われるため、正直言って出費が痛い。 同時に、「NPO~~会」や地域の若手経営者の会などに加入し…

それぞれの思い

10数年前、俺が学生時代の頃、ほんの少しだけ同じ道院で修行していた方がいた。 そのSさんは、地元に帰られてから道院を引き継ぎ13年間道院長を務めていた。 数年前の審判講習会で偶然会い、一言二言、言葉を交わしたが、あまり少林寺拳法に関して情熱を感…

独自性

各地の武専の入学者が少なくなっているという。 なぜだろうか。 それは少林寺拳法自体の魅力が低下しているからにほかならない。 草創期、少林寺拳法には「独自性」があった。 勝負を否定し、それまでの武術・武道を否定し、拳法そのものの価値を否定し、既…

専門特化

仕事を変わる上で、専門の領域を選択しなければならない状況にある。 今度の仕事では、何しろできる仕事が膨大な範囲に上るため、全てをこなすことは無理なのだ。 自分の好きな領域、今後伸びそうな分野を選んで専門特化しなければならない。 かと言って、ず…

「術」と「略」

以前、「技」と「術」について、書いたことがある。 少林寺拳法の拳士に最も欠けているのは「術」ではないか。 その考えは今も変わっていない。 万人向けに「技」だけで楽しめるように練習方法が構成されているため、「術」まで至らないという部分もあると思…

道衣

ずっと以前は道衣の下にTシャツを着るなんて軟弱者だと考えていた。 冬でも素肌の上に道衣が基本やろ?と。もちろん女性は別です。 数年前から「もしかしてTシャツを着たほうが道衣が汚れなく、かつ長持ちするんじゃね?」と考えるようになり、白いTシャ…

敷居

某中国武術を修行している友人がいる。 いつもの練習場所は公園。 当然、使用料はタダだ。 多少、奇異な目で見られることもあるが、特に何の問題もない。 武器の練習は、ほかの人にとってはちょっと危ないかもしれんけど。 かなり本格的な中国武術にも関わら…