少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

宿題

先日の武専で、「VALUE-UP勉強会」なるものがあった。

その中で、少林寺拳法は「格闘技団体でもなく、武道でもなく、スポーツでもなく、宗教でもない、絶対唯一無二の存在である」と言った説明があった。

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違和感を感じざるを得なかった。

武道でないなら、日本の「武道九団体」から脱退しなければならないのでは?

スポーツでないなら、スポーツ傷害保険とか入れないよな?てゆーか学生の部活はどうなるんだよ?

宗教でないなら、宗教法人格を返さなきゃね。

担当していた講師の先生が自分の考えを勝手に言ったわけではない。おそらく本部から来たイラストをプロジェクターで白板に映し出していた。

今日、先生にこのことについて聞いてみた(ちなみに私の『先生』はいっぱいいます)。

俺は正直に、「武道」として取り組んでいると言った。宗教と呼ぶほど、俺の認識は深くないからだ。

先生は「武道ではない。宗教だと思っている」と言った。だから「宗教でもない」という説明には、先生も首を捻っていた。

教費は「信徒香資」と呼ばなければならない。道院には礼拝施設が必ず必要だ。公共施設は「財団法人
」で借りなければならない。また礼拝詞は読んではいけない。学校の部活はやっぱりスポーツだ。

俺には、状況に合わせていろんな顔を使い分けているだけのように思えてならないんだ。

実際やってることは「拳法」の練習なのに。

時代はどんどん変わっていく。国の制度も変わっていく。これに合わせて組織も変わらざるを得ない。

先生は「今の組織体制もこれからどんどん変わっていくだろう」と言った。学校法人、宗教法人、財団法人、WSKO、ユニティ・・・。

極端な話、二代目師家の現総裁の次の代には、どうなるのか・・・と言った話まで飛んだ。

「これからは君らの時代やで。君らが作っていくんや。開祖の残した宿題や。俺は知らん」

・・・・

>>開祖の残した宿題

重くね?