少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

開祖法話テープ

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先輩拳士に開祖法話テープを数本借りて聞いていた。

武専でも聞くことはあったが、やはり現代の表現方法にそぐわない開祖の言葉もあり、かなりカットされていることがわかった。

なんていうか、開祖の声ってすげぇ耳に残るんだよな。

1960年後半~70年前半くらいの開祖の声は甲高い。

「集団で行動する時には揃うことが大切である」
「よし。(合掌礼を)下ろせ」

会場の緊張感が伝わってくる。

それに比べて1980年、即ち開祖が遷化された年近くの声は

か細い。まるで哀願するかのように拳士に語りかける。

俺には自らの死期を悟っているかの様に聞こえた。

もちろん話しているうちにどんどんテンションが上がっていくのだが。

拳法の話なんて一個もでてこない。

歴史、政治、経済、国際社会、多岐にわたる。

だけど、そんな話が

とても魅力的だ。


もう組織を離れてしまわれたけど

昔お世話になった先生の名前が、開祖の口から出ていた。

もちろんいい男だという意味で。

なんだか誇らしい気持ちになった。