少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

専門特化

仕事を変わる上で、専門の領域を選択しなければならない状況にある。
 
今度の仕事では、何しろできる仕事が膨大な範囲に上るため、全てをこなすことは無理なのだ。
 
自分の好きな領域、今後伸びそうな分野を選んで専門特化しなければならない。
 
かと言って、ずっとその分野が成長し続けるということはないため、一つの領域の仕事を確立した上で、ほかの分野についても研究し挑戦していく必要がある。
なんでもかんでもやろうとすると必ず失敗するからだ。
 
少林寺拳法の技術で言うならば、やはり最初は剛法を徹底的に仕込むべきだ。
しかも、その剛法は柔法につながるものでなければならない。
 
そして柔法を教える時に「実はこの動きは剛法の動きなんだよ」とアドバイスする。
 
そうすれば、少林寺拳法の技法体系がすっと胸に落ちる。
 
少なくとも、俺はそうだった。
 
胸の張り、引き手の位置、足捌き、腰の回転、膝の抜き。
 
剛法も柔法も共通している。
 
師事していた先生曰く、「丹田の落とし方」も同じらしい。
俺はまだその領域までたどり着いていない。
つか、丹田すら意識できていない。
 
その後、抜き技、すなわち「龍王拳」をやり込む。
支点の位置、肘の出し方、肘を出すための足捌き、体捌き。
 
龍王拳を力づくでやっている人間には、龍華拳はまずできないといっていい。
 
ここら辺の「関連性」を説明してあげることこそ重要だ。
 
少林寺拳法は打撃、組技を含めた総合的な技術体系を有している。
剛柔一体である。
 
だからこそ最初は専門特化する必要がある。