「術」と「略」
以前、「技」と「術」について、書いたことがある。
少林寺拳法の拳士に最も欠けているのは「術」ではないか。
その考えは今も変わっていない。
万人向けに「技」だけで楽しめるように練習方法が構成されているため、「術」まで至らないという部分もあると思う。
私事だが、4月から職を変えることを決めた。
次の仕事を進めるに当たり、「戦略」を考えることが今、不可欠となっている。
ある本を読むと明確に「戦術」と「戦略」を区別していた。
「戦術」はやり方(How)であり、「戦略」は目的(What)とのことだった。
戦略とは、時々立ち止まって進むべき道を考えることだ、と。
自らの「戦略」を明確にしなければ、磨くべき「戦術」が何なのか、そもそも分からないだろう。
技も同じである。