師弟
今日はNHKで料理人の道場六三郎氏が特集されていた。こちらは残念ながら途中から見たのだが。
いずれも厳しい世界の中で弟子、あるいは後継者を育てている。
弟子を見つめる眼差し。指導する言葉。弟子への要求。
いずれも厳しい。
しかし同時に、弟子を想う暖かさがある。
弟子は師の言わんとするところを感じ取り、すぐに動く。返事をする。
それは体育会系とはまったく次元の異なるものだ。
その厳しさは同時に、自分自身に対する厳しさの裏返しであるように見えた。
己が歩んできた道に自信があるからこそ、弟子にも同じように指導ができるのではないか。
開祖もそんな人だった、という逸話をよく聞く。
開祖の直弟子くらいまでの先生方も恐らく厳しい方が多かったと思う。
でも今
そんな指導者って少林寺拳法にいるのかな?
優しくて穏やかな先生が少林寺拳法に多いのは知ってる。
だけど優しさと同時に
己に対する”厳しさ”を持った先生って
どれだけいるのかな?