支点を定める。
少林寺拳法の技術について、俺は
「梃子の理」と「運動神経の逆用」でほとんど説明することができると考えている。
もちろん、細かいテクニックもあるし、大前提として力を抜くということ、先を取るということがあるのだが。
逆小手も切小手も巻小手も木葉返も、
すべての技において支点を定めなければならない。
支点(軸)を定め、その支点を動かさずに自分が動けば(力点)、相手の体が崩れる(作用点)。
或いは定めた軸を中心に自分が廻る。そうすれば力や痛みに頼らずに、攻者の体を崩すことができる。
どこに支点を定めるかによって、自分がどう動くかが決まってくる。
よく見るのは
「天秤」と言いながら、ほとんどの人が支点であるべきところが力点になってるいるパターン。
あるいは
支点と力点が一緒に動いているため、結局引っ張っているだけになっているパターン。
でもよく考えたら支点を定める、ぶれない軸を作るということは社会生活でも一緒だな。
会社の同僚、上司の言ってることなんかを聞いていると、軸(主張)がぶれまくっている。定まっていない。
主張がぶれる人間の言うことなんか信用できないんだよな。俺がぶれていないとは言い難いが。
まあ、しかし。
今一番の俺の課題は
嫁と姑の間で自分の軸をどこに定めるかなのだが。
アハハハハ・・・・・