少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

見た目

開祖はいかにも武道をやっているという風体を嫌っていたと思う。
確か、映画の技術指導に門下生が行っていた時、守衛さんに「少林寺の人は普通の人と全然見わけがつかない」と言われたことを嬉しく思った、という法話があった。

俺自身、特に武道をやっているように見られる事もなく、世間一般の人とまったく変わりはない。
こういった事に関連してだろうか、俺は道衣を着て街中をウロチョロすることや、道衣を肩にかけて歩くようなことは厳しく戒められた。大会や武専、昇段試験に行くときはスーツ着用、とも言われたな。

中には筋肉をつけることがそれ自身で護身になる、という論調もある。見た目がいかつくなるとドキュンに絡まれなくなるから、という理由で。
確かにそれも一理あるな、とは思う。
筋肉がついて、体の変化を感じると自信にもなるしね。

でも絡まれる人って、俺のツレにもいるけど、自分から絡まれるような行動をしてるのよね。やっぱり。

見た目ではなく、内面から湧き出るもので差をつけたい。


青竜の言行が週刊誌やワイドショーを賑わしていた時、貴乃花親方のコメントが新聞に載っていた。

「(力士は)道の真ん中を肩で風を切って歩くのではなく、道の端を堂々と歩け」

と。

さすが含蓄がある。

俺もこんな漢(おとこ)を目指したい。

あ、もちろん見た目も大事だと思いますよw