少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

受け皿

学生から社会人になると、どうしても仕事を優先せざるを得なくなる。
さらに結婚して子供ができたとなると、週2回の練習日を確保するのも難しい人は多いのではないだろうか。

そんな中でもやると決めて、続けたいと思って道院に通う人たちの思いには敬意を表したい。

仕事だけの人間関係しかない人って弱いんだよな。
一緒に飲みに行っても会社の愚痴と上司の悪口ばかりで聞いてられん。

何かを得ようと道院に通っているのならば、俺は何かを持って帰ってほしいと思う。
何も得られないのであれば、時間と金の無駄だからな。

しかし実際には

行っても練習相手がおらず、後輩拳士に教えているばかりで自分が成長したように思えないとか

中途半端の攻撃の法形練習ばかりで強くなった気がしないとか

行っても結局柔法の練習ばかりで汗を一つもかかなかったとか

大会の手伝いや昇段を早くしろとか言われてうざいとか

そう思うことも多々あるらしい。

ある面でこの不満は俺もわかる気がする。

確かに少林寺拳法は「教えなければ上手くならない」のだが、そのためには自分がより成長しなければならない。

技に関しては言えば
少林寺拳法だけではだめだと考え、少し年配の人なら伝統的な武術を研究したり、若い人なら格闘技系のジムへ行ったり。
でも少林寺少林寺で好きだからやめない。

気持ちはわかる。

でも俺は少林寺拳法だけで満足させてあげたいんだな。

社会人になっても続けられる時間帯、練習体系、術理、練習量。そして何よりも汗をかくこと。
人間関係なんて後からついてくる。

少ない時間をやりくりしてお金を出してそれでも習いに来ようと思う人たちの

俺は受け皿になりたい。