少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

振子突

あらゆる少林寺拳法の技法の根本となるのは、振子突だろう。
じゃあ、その振子突をどのようにするのか?というところで、見解が分かれるのが悩ましいところだが・・・。
 
よく聞く説明は、しっかりと体を左右に振ることを意識した上で突くというもの。
 
しかし、これは級拳士向けの説明だと俺は考えている。
なぜなら腰を入れて突けば、自然と体は左右に振れるからだ。
わざわざ強調する必要がない。
鏡を見ながら突いたら、確認できる。
 
「しっかりと」という表現も要注意だ。
体を振るのは、拳一個分だけでいい。
あまり大きく振りすぎるのは、むしろ悪影響が出ると考えられる。
 
ところで、俺が昔所属していた道院では、「振子の順突」を基本突でやっていた。
体重を乗せた足と同じ側の拳で突く。
体重を乗せる足と逆の拳で突く動作は「振子の逆突」と読んで区別していた。
 
ちなみに、振子の順突を指導されたことは、そのほかの道院では、ない。
たまに、逆突きなのに間違えて順突になってる人は見かけるが・・・(゜Д゜)
 
しかし、この動作の中に、柔法でも使える体捌きが内包されている。
もちろん振子の逆突にも内包されている。

そして「振り子」とは、上ではなく下が振れるものである。