少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

マーケティング

新しい少林寺拳法の論集を読んだ。

優秀論文がいくつか掲載されていたわけだが、その中の一つが少し気になるテーマを扱っていた。

マーケティングの観点から今後の少林寺拳法が進むべき道を提案していた。

俺なりにまとめると

少子高齢化が進む中で、少林寺拳法を普及するためには高齢者市場を獲得しなければならない、と。戦後の日本は青少年が(29歳以下)が6割を占めており、開祖が青少年の育成に目を向けたのは、市場戦略的にも間違いではなかった、と。

なるほど。

おもしろい提案ではある。

が、俺は今イチ釈然としなかった。

開祖はなぜ青少年をターゲットにしたのか。

それは将来の日本を担う指導者を育成したかったからやろ?

それは例え、時代を越えて、少子化が進もうが一緒とちゃうん?

高齢者が多くなるから高齢者向けにすんの?

なんか外れてるで。

もちろん、その論文を書いた方も青少年の育成を蔑ろにしているわけでは無い。論文中でも青少年の育成について触れている。

組織としてもどちらかと言えば高齢者コースを実験的に取り入れるなど、高齢者をターゲットにしているように思う。俺としては

「若者コース」を作って若い人間にガンガンやらしてやった方がいいと思うねんけどな。

コース制・・・。難しいわなぁ。なんせ指導者は全員アマチュアやからな。プロ(生業)としてやってれば簡単にできるやろうけどな。



俺は確信している。

少林寺拳法の原点は

正義感に基づいた、生きる自信と勇気と行動力を持った「青少年」の育成

だ、と。