少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

すべては一つになる

少林寺拳法の技法は六百数十種あると言われている。

しかし、実際には級拳士の科目がもとになっており、ほとんどがその応用変化であることは疑うべきもない事実だ。

確か昔、科目表に書いてある四段ぐらいまでの技を一つひとつ数えてたら二百ちょいしかなかった。


どうだ。暇だろ!あっはっは。


表裏左右四形あるから、内受突一つとってもこれで4つの技になるんだな。柔法は左右二形か。


それはさておき。

例えば

合掌逆小手(四段科目)→寝た状態でかけたら、立合掌固(三級科目)

袖十字(五段科目)→要するに十字小手(二級科目)

片手投(三段科目)→逆小手(三級科目)

こんな感じ?

探せばもっとあるし、多少のコツは必要になるけど、大体一緒やね。

普通に考えて六百数十種の動きを体に覚えこませようとしても無理。天才じゃない限り。

大切なのは法形のカタチではなくて、根底に流れる「理合」を理解すること。

「あれ?この技とあの技結局一緒やん」

そんな発見が楽しい。

剛柔一体でも大切なのは

「突き蹴りが剛法で、抜いたり逆を捕るのが柔法」

っていう

技の剛柔としての理解よりも

「剛法の動きの中に柔法の動きがあり、柔法の動きの中に剛法の動きがる」

という

用の剛柔としての理解のほうが大事。


そのうち剛法も柔法もすべてが同じ理合いになる。


振子突の動きがそのまま、切小手や上膊捕、片胸落を捕る動きになる。

開下がるその足捌きが柔法の足捌きになる。

開足中段構に構える肘の動き、脇の締めが小手巻返の崩しになる。


すべては繋がり、そしてやがて

一つになる。


目指す道筋は見えている。

あとは

これを実際に体現できるか・・・!

だね。