卍の意味
今となってはもう、ただの思い出話に過ぎないのだが、少林寺拳法の象徴と言えば、卍だった。
級拳士は緑色、初段になったら黒色、三段以上が赤卍。そして道院長はオレンジの卍だ。
若葉が萌えるような、初心を表す緑色の卍。
少林寺拳法への思いが、鉄のような固くなる黒卍。
少林寺拳法への思いが熱く燃えるようになって赤卍。
その情熱がさらに熱くなり、最高潮に達してオレンジ色になる。即ち、道院長。
憧れたオレンジ色の卍。つけたかったな。
少林寺拳法のマークが卍から双円になって、もう20年くらい経つのでしょうか。
その間に入門した拳士にとっては、何も関係ない思いです。
だけどやっぱり、私の心の中には、卍が刻まれています。