少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

帯の価値

4月からシステムが変わるということで、3月は昇級・昇段の駆け込み受験が多かったらしい。

俺の出稽古先でも白帯の方が何人か昇級試験を受けた。今受けないと、今度は六級からになっちゃうもんね。


試験後、その中の一人の人と初めて会ったとき、「試験どうでした?」って聞いたら

その方は「悔しかった。一応受かったけれど、落してくれたほうがよかった」と言った。

なんで?と尋ねると「できなかった自分が情けなかった」とのこと。

俺は「次そうならないように頑張るしかないすね」と言った。

ぶっちゃけ年齢もそこそこいってるし、お世辞にも運動神経がいいとも言えない。むしろ不器用なほうだろう。

だけど、この方は価値のある三級に合格したと思う。


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少林寺拳法の試験はぬるい。受ければほぼ合格。


中には茶帯になって素直に喜んでいる人もいる。それはそれでいい。

それでその人が喜ぶなら。


だけど、「受かって悔しい」と言えるほうが俺には価値があるように思えるんだ。


帯や段位の価値を下げるのも、上げるのも

己次第。

資格に見合うように努力を積み重ねることに価値がある。

それがなきゃ

ただの飾り。ファッション。