少林寺拳法 修行日記

日常生活 即 少林寺拳法

基本

ネットでは、決まって乱捕りがされていない傾向にある事が批判される。

確かに反省すべき事も多いだろう。

しかし、俺からすればそれ以前に基本の
突き蹴りが疎かにされている事に違和感を覚える。

よく、「少林寺拳法の突きはテレフォンパンチ云々~」と書き込まれているが、いやいや、違うでしょと。少林寺拳法の突きは最短・最速で突くのが基本やっちゅうのに。テレフォンになるのは下手くそなだけ笑

相手から見たら「点」に見えて、遠近感が掴めないように突くのが基本やって。

「教範に書いてある突きは~」とかいう書き込みもみるが、あんた、そりゃわかりやすいように解説してるだけやがな。
それくらいの読解力がほしいね。

話は戻して、一口に「基本」と言っても、実は少林寺でも統一的な見解はあるようでない。振身の見解でさえ、先生によって違う。突いた時の肩と腰の入れ具合、引き手の位置、腰の落とし方、構えにおける肘の場所、そしてそうなる理由。

挙げればキリがないし、違うからと言って、間違いとも言い切れないのが実状だろう。むしろ修行年数や段位によって違いが出てくるのが自然。

そう考えると、基本とは形ではないのではないか?と思う。カタチは違っても根本を流れる理合が共通していればいいのではないだろうか。それは本質とも言い換える事ができる。

形にこだわる事なく、自由でなければならない。

応用変化の効かない形稽古は無意味だ。