何のために?
なぜ少林寺拳法を修行するのか?
昔、師事した先生からは、明快な答えをもらった。
「自分が自分自身の人生の主人公として、本当に楽しく豊かな人生を生きるためだ」
なぜ?何のために?
ケンカに強くなりたい。
怖い人がいるだけでビクビクしている自分を変えたい。
強くなったらもしかしたら女の子にもてるかも。
やせたい。
人によって理由は様々だろうが、何のために強くなりたいのか、自分を変えたいのか。
俺は先生の言葉が究極的な目的だと得心した。
他人の評価など気にすることなく、自分自身の人生を自信と誇りをもって生きていきたい。
開祖がそうであったように。
だけど、実際にはどうだろうか。
少林寺拳法が好きであるほど、悩み、苦しみ、納得がいかないこともあり、余計な人間関係のこじれを経験することもあるように思う。
だとしたら
最初から少林寺拳法の修行など、しなければよかったのではないか。
時々そう思うことがある。
※ちなみに、少林寺拳法をやっているからと言って、女の子にもてることはありません(経験上)。